Free Tierを利用してマインクラフト のサーバ(Java/BE)をより廉価に立てる

発端・目的

息子がその友人達と遊ぶためにAWS上にMinecraftというゲームのサーバを立てている。AWS上でインスタンスタイプ`t2.micro,t3.microを使って立ち上げっぱなしにすると1500円ほどかかるので、今は使う時だけ起動してる。

最近、読んだ記事で、ずっと無料で使えるクラウドコンピューティングサービス、Free Tierがあるらしい。AWSでもアカウント開設から1年以内なら無料の範囲も広い。Minecraftサーバを実行するには、Javaプログラムを1GBのメモリで実行できなければならないが、OracleとAzureが該当のサービスをギリギリ提供しているように見える。最初の1年間無料で使えるならそれもありかもしれない。それでもというわけで調べてみることにした。

https://www.publickey1.jp/blog/20/free_tier2020.html:cites

要件

Minecraftサーバ(Java版、BE版)を実行できること。数名で遊べること。具体的には、

  • 機能:Javaプログラムが実行可能であること
  • メモリ:1GB以上(Javaに与えるヒープだけで)
  • 性能:一定の性能が必要。ただし、これは実際に実行してみて、性能不足のエラーが出るかどうかで確認するしかない

Oracle

Oracle Cloud Compute 仮想マシンを提供します。 それぞれ1/8OCPUと1GBのメモリーを搭載した2つの仮想マシン(OCPUとは、ハイパースレッディングが有効なXeonプロセッサの1物理コア相当のCPU性能)

参考になりそうな先駆者

まずはここから試す!

Microsoft Azure

無期限無料 Azure App Service .NET、Java、Node.js、PythonPHPRubyなどのプログラミング言語を用いたアプリケーションを実行できます。 10個までのWebアプリやモバイルアプリ、APIアプリを、1GBメモリ、1GBストレージで1日あたり60CPU分まで利用可能。

参考になりそうな先駆者

Google

おもに次のようなサービスが無期限無料で提供されています。 Google Compute Engine 仮想マシンを提供します。 0.2仮想CPU、0.6GBメモリ、30GBストレージを備えたf1-microインスタンスが利用可能。

参考になりそうな先駆者

  • www.youtube.com.
    Google Compute Cloudを使ってMinecraftサーバをFreeで立てるチュートリアル動画もあった。ただしメモリ4GBを割り当てたカスタムVMを立てていて、月40ドル強の試算になっている。タイトルはFreeだが、おそらく最初の1年$300分まで無料の枠を使ってみようというもので、ずっと無料なわけではない。

ただしGoogleもFree Tierを用意していて、f1というずっと無料で使えるサーバと、最初の1年間だけ最大$300分まで無料で使えるサービスを用意している。 「1 f1-micro instance per month (US regions only—excluding Northern Virginia [us-east4])」

f1ではMinecraftサーバを立てるにはメモリが足りないが、
cloud.google.com.

Google AppEngineを「App Engine 28 hours per day of "F" instances」までAlways freeで利用できる。Fはフロントエンドサーバの略。F1だとメモリが256MBしかないが、F4であれば1GB(第二世代なら2GBも)あるので、Minecraftサーバを立てられそう。Fを1日28時間分使えるということは、28÷4=7時間まで無料ということだよね? ただ、第二世代のAppEngineだとJava11になるようなので、ちゃんと動くか心配。第一世代だとJava8だがメモリが半分になる。
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