実物を見たことのないものを3Dプリントする

“The Veiled Virgin”、イタリアの彫刻家 Giovanni Strazza が彫ったカララ大理石の聖母マリアの胸像の傑作で、どこかで紹介されていたのを見かけて、一度はこの目で見てみたいと思っている。今はカナダの大西洋側に浮かぶニューファンドランド島の街セント・ジョンズにあるPresentation Congregationにあるらしい。 https://en.wikipedia.org/wiki/The_Veiled_Virgin

そもそもコロナ禍の今、見に行くことは容易ではないが、デジタル画面ではなく、物理的なものを目で見てみたいと思った。Amazonでも模造品を買えるようだが(https://www.amazon.co.jp/dp/B074DBYN5C)、中国製の比較的廉価なものだが3Dプリンタを持っているので、それで出力してみたいと思った。いくつか方法がある。

1. STLデータを入手して印刷する。

STLデータを入手できれば、スライサーソフトに投入して、3Dプリンタ用のデータに変換して容易に印刷できる。検索したところ、有償($44)ながらかなり高精度なSTLモデルデータが配布されている。3DモデリングソフトウェアMayaで作成(調整)され、3Dプリント用に調整されてもいるようだ。

www.yeggi.com

2.写真データから3Dモデルを構築して印刷する。

「フォトグラメトリ」という技術らしい。いくつかソフトがあって利用できる。まとめているサイトがあった。

3d-modely.com

(1)3DF Zephyr

3Dモデルに使うのはLite版だと思われるが、それでも10万円する高額なソフト。3DF Zephyr Freeならば写真50枚までだが無料で利用できるようだ。

www.3dflow.net

www.opt-techno.com

www.opt-techno.com

(2)Autodesk Memento

idarts.co.jp Autodesk Memento(多枚数写真→3Dデータ)、ZBrush(ブラッシュアップ)、MakerBot Replicator Z18(3Dプリント造形)

(3)Mesh room

alicevision.org